電華打字機のエミュレータを作った

この記事は KMC Advent Calendar 2021 - Adventar の 25 日目の記事です。

好きな本の宣伝と文脈導入を同時に行う


こういう批判の目を持つのって大事ですよね。

本題

さて、この本を書いた Thomas Mullaney という人はスタンフォードの先生で、私はマウンテンビューのコンピュータ歴史博物館に行ったときに「この本面白そう」と買ったという経緯があります。

 

時は流れ、3ヶ月後。高仲芹という人が発明した中国語用のタイプライター『電華打字機』についての記事をその先生が出していたのを見掛けました。

 

さて「この文字コード表ってどっかにあるのかな」と調べてみたところ、スタンフォードの図書館にはあることを確認。9月からアメリカに戻って授業を受けるので、せっかくだからこれを借りて再現実装つくりたい!という気持ちになりました。

ということで、9月に渡米し、

その後、少しずつ入力していきました。日本語で使わない漢字がかなり多く、入力には苦労することもありましたが、 zi.tools というサイトのおかげでなんとか終わらせることができました。

zi.tools

 

なお、この経験を活かして、2021年11月4日のKMC例会講座で「漢字入力テクニック」という発表をさせていただきました。

 



そうして本日2021年12月25日、ついに!

 

文字コードを入れきったので、あとは実装を再現するだけです。ゆくゆくは写真から頑張って 3D モデルを作る予定ですが、とりあえず動くものが欲しかったので、機能を再現することを目標に、当時の録画を注視。


ということで、できました ♪

sozysozbot.github.io